第4回 UXD/HCD ワイワイCAFE 「UX、デザイン思考、リーンスタートアップのためのオブザベーション(観察)入門」開催レポート

カテゴリー: 主催セミナー

こんにちは。UXD unit 佐藤です。
5月17日(土)にUXD/HCD ワイワイCAFEの第二弾イベント「UX、デザイン思考、リーンスタートアップのためのオブザベーション(観察)入門」を開催しました。

『メンタルモデル ユーザーへの共感から生まれるUXデザイン戦略』を邦訳された酒井洋平氏、重村将之氏、羽山祥樹氏(今回のメインファシリテーター)を講師陣にお迎えし、UXデザインの基礎となる”オブザベーション”をテーマに実践的ワークショップを企画。
参加募集後すぐに定員を上回り、キャンセル待ちを多数いただくほどの人気でした。

本レポートでは、ワークショップのダイジェストと毎回好評の懇親会の模様をお届けします。(なお、本イベントは追加開催を検討中のため、ワークショップの観察対象の詳細などは控えさせていただきます。)

息を潜めて、じっと観察しよう。

観察の題材は、日々利用されている”IMJの受付ロビー”に訪れた来訪者。
各チームから被験者役を1名選出し、その方が初めて受付手続きをする様子を傍らからじっと観察して追っていき、その行動や発話をつぶさに記録していきます。

受付ロビーの案内表示をはじめ、内線設備や各種デバイスなどを利用して想定どおりの行動をするのか?あるいは、想定外の行動をするのか?
その具体的な結果はネタバレになってしまうため記載できませんが、何かに迷っている姿が見受けられたり、意外な動きをする方などが続出しました。

今回のワークショップは6チーム構成のため、自チームの被験者は受付の現場に立って観察し、他チームの被験者5名分は上記写真のようにカフェ側で中継映像を見ながら記録を取れる工夫をしています。
被験者役の方に、観察後の振り返りインタビューし受付時の気持ちなどをお聞きした結果、弊社の受付ロビーには多くの課題があることが露わになったのです…。

観察記録からジャーニーマップを描き上げる。

次のワークショップでは、各チームで”ジャーニーマップ”を作成します。
人の行動や心理などを可視化するジャーニーマップには王道の描き方はないのですが、今回は、被験者役になった1名の参加者が感じた気持ちを曲線で表す手法を実践。はじめに講師の重村氏がお手本を披露します。

各自の観察メモを突合せ、撮影役の方がスマートフォンなどで録画した映像データを見直すところからスタート。​
被験者役の方に、どんな状況でポジティブに振れ、どんな状況でネガティブに振れたのかを質問していきながら曲線を描いていくと、線の起伏に応じた心理の変化に気づくことができます。

淹れたてのコーヒーでひと休み。そしてチーム毎に発表。

長丁場のワークショップということで、講師のお一方のご厚意で自らコーヒーをドリップして振る舞っていただきました。
淹れたてコーヒーと甘いお菓子などでひと休みし、頭とカラダをリフレッシュ。

そして最後に、チーム毎の発表時間となり、発表内容に全員が耳を傾けます。
他チームの分析結果や改善アイディアの着想の違いがわかるのも、大人数で開催するワークショップの醍醐味です。

各チームの発表後に講師陣から講評いただき、ワークショップは無事終了となりました。

ワイワイCAFEは、懇親会も見逃せない。

懇親会では、酒井氏からメンタルモデル・ダイアグラムの概要ご紹介と、いま話題のmixi社のアプリ「muuk」についてライトニングトークいただきました。なかなか聞くことができない貴重な開発エピソードに参加者も釘づけです。

羽山氏からは、インタビューをメンタルモデル・ダイアグラムに反映していくコツをご紹介いただき、その場でリアルなインタビューを即興で実演。
質疑応答では、参加者から実地でどのように実践したらいいのかなど質問も活発にされ、現場を知る講師陣から説得力のあるご回答をいただきました。

今後も「UXD/HCD ワイワイCAFE」では、第一線の現場で活躍する講師陣をお招きし、実践で役立つセミナー・ワークショップを企画していきます。